はじめに

「このタイルを見るたび、ちょっと嬉しいんです。」
実際に暮らし始めてから、そんな言葉をいただくことがあります。タイルのある空間は、毎日何気なく過ごす場所を、少しだけ特別にしてくれる存在なのかもしれません。
キッチン、間取り、照明など、大きな要素をひと通り決めていく中で、ふと「なんかもう少し、自分らしさがほしい」と思うことはありませんか?
そこでおすすめしたいのが、“タイル”という選択肢。
面積は小さくても、印象はグッと変わります。家づくりの最後に“余白を彩る魔法”のような存在、それがタイルです。
そもそも“タイル”ってどこに使えるの?
新築住宅でタイルを取り入れやすい場所は、意外とたくさんあります。
💡 ポイント:小さい面積でも十分に存在感が出せるのがタイルの魅力。
タイルのメリットは?

タイル=デザイン重視と思われがちですが、実は機能性も高い建材なんです。
✅ 実用性のメリット
- 耐水性・耐熱性に優れる:洗面台やキッチンでも長持ち
- 汚れに強く掃除しやすい:小さなお子さんのいる家庭にも◎
- 一部リフォームにも対応しやすい:長期的な視点で見てもコスパ良し
✅ デザインのメリット
- 素材・色・質感のバリエーションが豊富
- ガラス調、磁器、天然石風など
- 空間にリズムが生まれる
- フラットな壁や洗面に、タイルの凹凸や光の反射が加わると奥行きが出る
- 好みのテイストに合わせやすい
- 北欧風/レトロ/ナチュラル/アーバン など、雰囲気作りにも最適
タイル選びで失敗しないための3つのヒント
1. “どこに使うか” を先に決める
→ 空間に対して「目立たせたい場所」なのか、「なじませたい場所」なのか?
- 洗面台 → 主役にできる素材を
- キッチン → 油や水に強いもの、手入れのしやすさも重要
2. 目地(めじ)の色と幅で印象が大きく変わる
→ 同じタイルでも、目地の色や太さによって「可愛い」「スタイリッシュ」「レトロ」など印象がガラリと変わります。
- 白目地:清潔感・爽やかさ
- 濃色目地:引き締め・ヴィンテージ感
- 太め目地:素朴さ・カジュアル
3. “飽きにくさ” も大事な視点
→ 毎日見る場所だからこそ、好みだけでなく「空間全体との調和」も意識して選ぶと◎。
実際のお施主様の声から

「朝、洗面に立つたびに、ちょっと元気になれるんです」
「ニッチのタイルが、階段を上がるときの楽しみになってます」
「お客さんが“このタイルかわいい!”って褒めてくれました」
タイルは主張しすぎないけれど、確かにその家の“好き”を物語ってくれます。
まとめ
暮らしに、ちょっとした“好き”を忍ばせる
家づくりでは、間取りや設備といった“機能”ばかりに目がいきがちですが、
毎日の気分をふっと上げてくれるのは、実はこうした“感情に寄り添う素材”かもしれません。
タイルは、決して目立つ存在ではないけれど、暮らしのなかでふとした瞬間に「これ、やっぱり好き」と思わせてくれる存在です。
あなたの「らしさ」がそっと滲む、そんな彩りを暮らしに加えてみませんか?
🌟動画でもご紹介しています
今回ご紹介した事例を、約40秒のリール動画にまとめています。
色と光、そして空間のなかにちょこんと佇むタイルの魅力を、ぜひご覧ください。