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暮らしに“ちょっとの彩り”を。  新築住宅にタイルを取り入れるという選択

2025.05.18

暮らしに“ちょっとの彩り”を。 新築住宅にタイルを取り入れるという選択

はじめに
家の土間にタイルを使った画像

「このタイルを見るたび、ちょっと嬉しいんです。」

実際に暮らし始めてから、そんな言葉をいただくことがあります。タイルのある空間は、毎日何気なく過ごす場所を、少しだけ特別にしてくれる存在なのかもしれません。

キッチン、間取り、照明など、大きな要素をひと通り決めていく中で、ふと「なんかもう少し、自分らしさがほしい」と思うことはありませんか?

そこでおすすめしたいのが、“タイル”という選択肢。

面積は小さくても、印象はグッと変わります。家づくりの最後に“余白を彩る魔法”のような存在、それがタイルです。


そもそも“タイル”ってどこに使えるの?

タイル画像

新築住宅でタイルを取り入れやすい場所は、意外とたくさんあります。

タイルを取り入れやすい場所の表

 

💡 ポイント:小さい面積でも十分に存在感が出せるのがタイルの魅力。


タイルのメリットは?
タイルを使用したお部屋の画像

タイル=デザイン重視と思われがちですが、実は機能性も高い建材なんです。

 

✅ 実用性のメリット

  • 耐水性・耐熱性に優れる:洗面台やキッチンでも長持ち
  • 汚れに強く掃除しやすい:小さなお子さんのいる家庭にも◎
  • 一部リフォームにも対応しやすい:長期的な視点で見てもコスパ良し

 

✅ デザインのメリット

  • 素材・色・質感のバリエーションが豊富
    • ガラス調、磁器、天然石風など
  • 空間にリズムが生まれる
    • フラットな壁や洗面に、タイルの凹凸や光の反射が加わると奥行きが出る
  • 好みのテイストに合わせやすい
    • 北欧風/レトロ/ナチュラル/アーバン など、雰囲気作りにも最適

 


タイル選びで失敗しないための3つのヒント

タイルを使用した洗面台画像

1. “どこに使うか” を先に決める

→ 空間に対して「目立たせたい場所」なのか、「なじませたい場所」なのか?

  • 洗面台 → 主役にできる素材を
  • キッチン → 油や水に強いもの、手入れのしやすさも重要

 

2. 目地(めじ)の色と幅で印象が大きく変わる

→ 同じタイルでも、目地の色や太さによって「可愛い」「スタイリッシュ」「レトロ」など印象がガラリと変わります。

  • 白目地:清潔感・爽やかさ
  • 濃色目地:引き締め・ヴィンテージ感
  • 太め目地:素朴さ・カジュアル

 

3. “飽きにくさ” も大事な視点

→ 毎日見る場所だからこそ、好みだけでなく「空間全体との調和」も意識して選ぶと◎。

 


実際のお施主様の声から
階段横のニッチのタイル画像

「朝、洗面に立つたびに、ちょっと元気になれるんです」

「ニッチのタイルが、階段を上がるときの楽しみになってます」

「お客さんが“このタイルかわいい!”って褒めてくれました」

タイルは主張しすぎないけれど、確かにその家の“好き”を物語ってくれます。

 


まとめ

玄関のタイル画像

暮らしに、ちょっとした“好き”を忍ばせる

家づくりでは、間取りや設備といった“機能”ばかりに目がいきがちですが、

毎日の気分をふっと上げてくれるのは、実はこうした“感情に寄り添う素材”かもしれません。

タイルは、決して目立つ存在ではないけれど、暮らしのなかでふとした瞬間に「これ、やっぱり好き」と思わせてくれる存在です。

あなたの「らしさ」がそっと滲む、そんな彩りを暮らしに加えてみませんか?


🌟動画でもご紹介しています

今回ご紹介した事例を、約40秒のリール動画にまとめています。

色と光、そして空間のなかにちょこんと佇むタイルの魅力を、ぜひご覧ください。

▶ Instagram動画はこちらから(@千種建築)