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階段が家の印象を変える。デザインも機能も妥協しない、後悔しないための階段設計術

2025.05.13

階段が家の印象を変える。デザインも機能も妥協しない、後悔しないための階段設計術

はじめに

注文住宅で「階段」にこだわる人は、意外と少ないかもしれません。
けれど、階段は毎日必ず使う場所であり、家の印象を大きく左右する“立体的なインテリア”でもあります。

「階段って、どこに置くかなんて決まってるんじゃないの?」
「こだわるほどの場所でもない気がする…」

そんな風に思っていた方こそ、ぜひこの記事を読んでみてください。

実は、階段は家の中で「後悔が多い場所」ベスト3に入るほど、設計次第で暮らしやすさも印象も大きく変わる“超重要ポイント”なのです。

階段は単なる通路ではなく、動線・安全・採光・収納・空間の印象にまで影響するキーパーツ
そして最近では「見せる階段」「インテリアの一部としての階段」など、デザイン面でも“家の顔”として重視される存在になってきています。

注文住宅を建てるなら、階段は“最後に決める場所”ではなく、間取りの初期段階から設計士と一緒に考えるべき場所なのです。


後悔しないための階段設計 3つの視点

階段1

① 安全性と使いやすさ ― 家族の誰もが安心できる設計に

階段は、一度つくったらそう簡単には変えられません。
しかも毎日「上り下り」する場所。だからこそ、安全性は最優先です。

  • 踏板の幅や高さ(蹴上げ)は、お子さんや高齢者にもやさしい寸法か

  • 手すりの高さや太さは、しっかり握れるか

  • 滑りにくい素材かどうか、照明は十分に確保されているか

ご家族の年齢や将来の暮らしの変化まで見据えて設計することで、住み始めてからの「こんなはずじゃなかった…」を防げます。


② 動線と配置のバランス ― 家全体の使いやすさが決まる

階段2

階段はどこに配置するかで、生活動線や暮らし方に大きな影響を与えます。

  • セパレート型:玄関付近に設けて、2階の個室へ直行できる

  • コミュニケーション型:LDK内に配置し、家族と顔を合わせやすい

  • 視線コントロール型:廊下や壁際に配置し、生活感を見せない工夫

千種建築では、お客様の暮らし方や家族構成、ライフスタイルに合わせた最適な配置をご提案しています。

どこに置くかは、どう暮らすかに直結しますよ。


③ デザイン性 ― 空間の印象を決める、インテリアとしての階段

階段4

 

階段は、LDKや吹き抜け空間など、人の目に触れる場所に設けられることが多い場所です。
だからこそ、素材や形状、手すりのデザイン次第で空間全体の印象は劇的に変化します。

  • 木×アイアンの異素材ミックスで、“抜け感”と“あたたかみ”を両立

  • 白×黒のコントラストで、モダンな美しさを演出

  • 緩やかなスケルトン階段で、光が通り抜ける空間に

美しい階段は、それだけで空間全体の完成度を引き上げてくれます。
千種建築では、構造・安全性とデザイン性のバランスを重視し、トータルでコーディネートされた階段をご提案しています。


ストレート階段?折り返し階段?

階段6

形状で変わる空間の使い方

階段には実はいくつもの「形」があります。
その違いが、空間の使い方にも、日々の暮らしやすさにも影響します。

● ストレート階段(直線階段)

まっすぐ一直線に伸びるシンプルな形状。
メリット: 空間に開放感があり、デザイン映えしやすい。構造も比較的シンプル。
注意点: 距離が長くなる場合は、途中に踊り場や滑り止めの工夫が必要です。


● 折り返し階段(L字・U字階段)

階段5

途中で方向を変えて上がるタイプ。
メリット: 階段下スペースを収納やトイレに活用できる。転落時の安全性も高い。
注意点: 設置スペースはやや広めに必要。視線が抜けにくく、空間が重たく感じることも。


● スケルトン階段(浮遊階段)

階段3

踏板が浮いたように見える構造で、視線が抜けるデザイン。
メリット: 空間に“抜け感”が生まれ、狭い場所でも広々と見せられる。
注意点: 小さなお子さんやペットがいるご家庭では、安全対策に配慮が必要。

おしゃれだけで決めるのではなく、
ライフスタイル・安全性・空間活用をバランスよく考えることが後悔しない階段選びのコツです。


階段と一緒に考える、+αの空間アイデア

 

階段9

階段まわりは、ただの“移動スペース”ではありません。
設計の工夫次第で、家の中でもっともポテンシャルのある場所に変わります。

  • 階段下収納:掃除機やストック品などの収納にぴったり。扉付きで生活感を隠す工夫も◎

  • 階段下ワークスペース:お子さんのスタディコーナーや、パパの“こもり書斎”としても人気

  • 階段×吹き抜け+窓:採光を取り入れることで、自然光がドラマチックに差し込む空間へ

千種建築では、住む人の個性や暮らし方に合わせた「+αの提案」を大切にしています。


まとめ

キッチン画像

階段は、家の印象を左右するだけでなく、毎日の使いやすさに直結する大切な場所。
だからこそ、機能性・安全性・デザイン性のすべてをバランスよく考えることが、住み心地の良さにつながります。

  • 「見せるデザイン」で暮らしを彩り、

  • 「使いやすい設計」で暮らしを支える。

千種建築では、お客様の想いやこだわりに寄り添いながら、“階段から始まる理想の暮らし”を一緒にかたちにしています。


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「こんな階段にしたい!」というご希望がある方も、
「何から考えればいいかわからない…」という方も、
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